コンテンツへスキップ
特集 第一弾!
県立商工高校 ×(株)全農ビジネスサポート × 東京牧場(株)
「発酵そみファ」を使った商品開発

どうも!ココハマ.編集長の駒込です。
第3号のよこはまSDGsで取り上げた「かながわ デュアルシステム」の記事、いかがでしたか?
生き生きと取材に応じる商工高校の佐藤さんのお話は、親世代の私には特に興味深く、そして今後の県立高校の教育への希望に胸が高鳴りました。
デュアルシステムのような、生徒さんたちが実践的にご自身の将来への準備ができるカリキュラム、これからもたくさん増えていってほしいですね。

そんな商工高校 佐藤さんの同級生たちの別プロジェクトも、とても興味深いんです。
今回はJA全農グループ・全農ビジネスサポートの商品「発酵そみファ」を使用して、デュアルシステム受け入れ企業の東京牧場横浜フードラボ(西区)が全力サポートして実現した、美味しく健康になれる商品開発の様子をビジュアル中心にお届けします。

お味噌のようでお味噌ではない!
注目の発酵食品がたっぷり入った ヘルシーなトルティーヤ

「発酵そみファ」とは、一体何なのでしょうか?
商品名とビジュアルからはかなりお味噌っぽさを感じますが、
新たな分野の発酵食品なんだとか。

・発酵そみファの詳細は こちら

お味噌の材料の一つに、食塩があります。
発酵そみファは、この食塩を一切使用せずに、伝統的な味噌づくりに工夫を加え丁寧に発酵・熟成させて作られた「塩分ゼロの、国産大豆・お米・麹菌を使用した発酵食品」とのこと。
お味噌よりもっと体にやさしい、大豆の発酵食品のようです。

塩味がないため、カレーやスープはもちろん、様々なジャンルのメニューに元の味を変えずに使用でき、発酵食品を手軽に毎日の食事から摂れるそう。

この新しいジャンルの商品を使用して、商工高校の生徒さんたちは、
試行錯誤を繰り返しながら、ヘルシーなトルティーヤを開発しました。

メニュー名は「そみファ風・蒸し鶏と野菜いっぱいのトルティーヤ」。

蒸し鶏にも、トルティーヤ生地にも「そみファ」を使用したそう。さらに味の変化が楽しめるソースが3種類。

とっても美味しそうです。
ランチはもちろん、お酒のお供にもピッタリ。
柔らかな蒸し鶏なら、子どもたちや年配の方も食べやすい!ここも大切なポイントですね。

ヘルシーさと美味しさを兼ね備えた、大変魅力的な商品となりました。


購入のきっかけになる大切な商品写真の撮影も、
和気藹々ながら熱心に。

現役高校生だからこそできるSNSや動画を使用した販売促進の企画に間近で触れられることは、受け入れ企業にとって大きなメリットの一つ。

デュアルシステムが今後浸透していくためには、
受け入れ企業数のさらなる拡大が必須です。

これからの消費行動や社会活動を担う高校生たちとの商品開発の経験は、地域の発展を担う地元企業にとっても、事業継続や新規事業拡大のための貴重な財産となりそう。
たくさんの企業が、デュアルシステムの受け入れを検討してくれたら…高校生たちの興味関心の幅も広がり、多様な研究授業が生まれることでしょう。

塩分0だから、スイーツ作りにも◎

甘いものにも、塩分0のそみファなら大丈夫。
更なるニーズの開拓に向け、スイーツの商品開発も高校生自ら行います。
パンケーキやカップ入り生スイーツなど、たくさんできました。

今回の受け入れ企業内には、グラフィックデザイナーさんもいます。
サポートを受けながら、POPやメニュー表などの販売促進ツールの作成も体験します。
どんなデザインにしたらお客さんは興味を持ってくれるかな?
様々な職種の社会人とふれあいながら実践的なビジネススキルを体得していけるのも、デュアルシステムの魅力です。

いざ、実践販売へ。
一般のお客さんで賑わう商業施設のイベントに参加

11月のいいお天気の週末、多くのお客さんで賑わう海老名市のショッピングモールの広場で、開発商品を実際に販売しました。
ここで生徒さん自らが接客し、購入者の反応を間近に受け止め、効果検証の材料を集めます。

この後、一連の研究学習で得られた材料をもとに、高校の教諭や受け入れ企業の社員のサポートを受けながらレポート作成。資料をもとに公の発表会へ出場する生徒さんもいらっしゃいます。

いかがでしたか?
高校時代にこんな濃厚な社会人体験ができるなんて、純粋に羨ましい!
生徒さん一人一人の健闘は、私たち周りの大人たちにもこれからの未来を想う良いきっかけになったはず。

ココハマ.は、これからも県立高校のデュアルシステムを取り上げていきます。

●神奈川県HP 商工高校(デュアルシステム掲載)
●みらいの担い手プラットホーム(かながわデュアルシステム受託事業者HP)

\ SHARE /

>>HOME